2025年2月14日、江藤農林水産大臣が閣議後の記者会見で、政府の
備蓄米21万トンを市場に放出する方針を発表しました。近年、米の価格が高騰しており、その対策としての措置です。
しかし、消費者の多くが気にするのが、「備蓄米って古いのでは?」「味は大丈夫なの?」という点ではないでしょうか。
今回は、備蓄米の特徴や品質、そして美味しく食べるための具体的な炊き方のコツに焦点を当ててご紹介します。
備蓄米とは?放出される米の特徴
政府の備蓄米とは、災害や不作の際に備えて農林水産省が管理しているお米のことです。通常は一定期間保管されてから市場に出されますが、備蓄米は低温倉庫で玄米の状態のまま管理されており、劣化が抑えられています。
📌 今回の放出内容
- 21万トンのうち、まずは15万トンを放出
- 2024年産米:10万トン(新米とほぼ変わらない)
- 2023年産米:5万トン(適切な保存で品質を維持)
- 低温保管されているため、一般家庭での保存よりも鮮度が保たれています。
それでも「古いお米の味が気になる」という方のために、古米を美味しく炊くための具体的なコツをご紹介します。
古米でも美味しく炊くコツ!
古米は新米と比べて水分が少なく、炊き上がりがパサつくことがありますが、ちょっとした工夫でふっくら美味しく炊くことができます。
1️⃣ 力を入れて研がない
お米の表面には旨味成分が含まれているため、ゴシゴシと強く研ぐと味や風味が損なわれる原因になります。 軽く数回すすぎ、白く濁った水を捨てる程度にしましょう。
2️⃣ 30分以上しっかり浸水させる
水分をしっかり吸収させることで、炊き上がりがふっくらと仕上がります。特に古米は新米より水を吸収しにくいため、最低30分、可能であれば1時間程度の浸水をおすすめします。
3️⃣ 米1合につき小さじ1~2の酒またはみりんを加える
お酒やみりんを加えることで、お米の甘みが引き立ち、ふっくらと炊き上がります。 酒やみりんに含まれる成分が、米のデンプンをコーティングし、柔らかく炊き上がる効果があります。
4️⃣ 炊飯後にしっかり蒸らす(10分以上)
炊き上がった直後はすぐに蓋を開けず、10分ほど蒸らすことで水分が均等に行き渡り、粒立ちの良いご飯に仕上がります。
🔹 さらに美味しく食べるために
- 炊くときの水を通常より5~10%多めにする(ふっくら感がアップ)
- 炊飯器で「白米モード」よりも「炊き込みモード」を使う(吸水時間が長いため)
- 少量の昆布を一緒に炊き込むと旨味がアップ!
炊きたてご飯に合う最高の組み合わせ「馬刺し」
ふっくら美味しく炊けたご飯には、やはり相性抜群のおかずを合わせたいですよね。その中でもおすすめなのが**「馬刺し」**です。
馬刺しは、 ✅ 高タンパク・低脂肪でヘルシー
✅ 鉄分・ビタミン豊富で栄養価が高い
✅ とろけるような食感と旨味が特徴
といったメリットがあり、白いご飯との相性も抜群です。
特に、馬刺しの赤身は、シンプルに醤油や生姜と合わせることで、ご飯のお供として最高の味わいを楽しめます。
また、
- 馬肉のユッケ
- 馬肉の漬け丼
- 炙り馬刺しの寿司 といったアレンジメニューもおすすめです。 ★馬刺し中落ち赤身
ご飯と合わせることで、馬刺しの甘みと旨味が引き立ち、より一層美味しく味わうことができます。
まとめ
今回の備蓄米放出では2024年産米(10万トン)と2023年産米(5万トン)が市場に出る予定ですが、低温保管されているため、品質の劣化はほとんど心配ありません。
📌 ポイントまとめ ✅ 低温保管により品質維持 ✅ 2024年産米はほぼ新米、2023年産米も適切に保存 ✅ 美味しく炊く工夫で、古米でもふっくら炊き上げ可能! ✅ 炊きたてご飯と馬刺しの組み合わせが絶品!
この春、少し工夫を凝らして美味しいご飯と馬刺しのマリアージュを楽しんでみてはいかがでしょうか?